どうも夕焼けモンスターです。
わたしは普段DTMをしているか大学にいるかで、女の香りは一切ないです。
なんですけど、一回だけ吹っ切れて出会い系サイトに登録したことがあるのです。女の子に出会えると期待に胸を膨らませながら、Pairsをインストールするボタンを押したのでした。
そこからDTMの技術が爆伸びするとは知らずに・・・。
工学部インキャDTMer、出会い系サイトに登録する
そもそもの経緯を話します。
あれは飲み会でのこと。大学の友人たちと飲んでいました。
飲み会も佳境に差し掛かり、出会い系サイトの話で盛り上がっていました。
私は出会い系をやっていなかったので、全く話についていけませんでした。
ちょうど、Bくんに出会い系サイトを勧める話題になっていました。
A「Bも出会い系始ろよ〜」
C「絶対たくさんマッチすると思う」
D「案外いける」
B「いやいや俺は恥ずかしいからええわ。リアルで出会えばいい」
側から聞いていて、そんな簡単に出会えるのかと少し興味が出てきました。
と同時に、みんなの話についていけない自分の人生経験の浅はかさにも嫌気がさしてきました。
期待と不安と自分への失望がアルコールに溶け込み、自分の心をかき乱し、気づいた時には口に出ていました。
A・B・C・D「・・・え???お前が??」
でしょうね。女の子に縁もゆかりもない俺みたいな男が突然言い出したらみんな驚きますわ。
この後、なんだかんだで俺はPairsという出会い系サイトに登録しました。
インキャDTMer、女の子に会う
女の子には頑張ってたくさん返信をたくさんしました。課金もしました。それにしても男だけ金がかかるってどういうことなの。
結局、紆余曲折を経て奇跡的に一人だけ実際に会ってくださる方が現れました。(話を聞くと写真が盛れていたらしい)
女の子の目を引きたくて、前日に焦って服を買って美容室で髪を切りました。
ウッキウッキの待ち合わせの当日。待ち合わせ場所で、緊張の面持ち。
女の子「あ、こんにちは〜〜」
俺「イメージと違った?」
女の子「ちょっと違った。」
イメージと違ったんかーい。まあいいや。
普段男しかいない閉鎖空間に閉ざされているため、女の子と二人でお話しできるだけでドキドキしてました。
レストランで、童貞なのに恋愛経験が豊富だと嘘をつきました。その後恋愛の深い話になって、それっぽい深いことを言って帳尻を合わせるのにめちゃくちゃ苦労しました。
その後音楽の話になりましたが、DTMをやっていることはなんとなく女子受けが悪そうだったので隠していました。
次第にDTMでカッコつけたくなる
会うたびにだんだん自分を良く見せたくなりました。
もっとカッコつけたい・・・・ あ、そうだ、DTMだ!! 俺にはDTMがある!!DTM!DTM!
単純か。
しかし、DTMでかっこつけようにも、今まで作っていたのは明らかに女子受けしないマイナーな音楽でした。
言えない、でも、DTMをやってることを言いたい・・・・ 言いたくてたまらない!!!!! かっこつけたい!!!(アホ)
今まで作ってたのはこういう感じの音楽です(これでもいい方)。
自分は好きなんですけど、客観的に聴いておしゃれじゃないです。
聴いてることを友達に自慢したくなるような曲じゃないと思います。
だから、女の子に自分の曲を聴かせることができませんでした。
そう、自分は童貞丸出しで音楽のファッション性、ステータス性に無頓着だったので、オタクっぽい音楽ばかり作ってたのです。
有名なPSYQUIさんもDTMのことを童貞ちん●んミュージックって言ってたのでしょうがない。
ファッション性、ステータス性を全部無視していたので、女の子に出せる持ち玉がひとつもありませんでした。もっと、女の子の目がキラキラするような曲が私には必要でした。
追記:今考えると、どんな音楽でもファッション性はとても大事です。それと同時にファッション性を意図的に無視することも表現として大事だと思います。
(この辺は別記事で・・・ 共同執筆者のLeonie Jugendと808マンとの対談形式にしたいです。彼らのトラックはマジでおしゃれ。こうご期待。)
女の子受けしたくて曲を量産する
Pairsで出会った女の子に聴かせられるような曲をたくさん作りたくて、曲を死ぬほど作りました。
俺「もっと・・・こう、もっとかっこいいの・・・!」
大学の卒論を書きながら2ヶ月で15曲ほど作り、Youtubeにアップしました。
ちょっと時間ができればDTMで一曲を作り、1週間に一回は必ず徹夜して作りました。あのときはおかしかった。
まさにこれが性欲の力。
女の子にどんな曲を作ってるのか催促されつづけ、シラを切らしていたのですが、ついに女の子に聴かせられる曲が完成しました。
それがこちらです。
チルホップとトラップを組み合わせたような曲です。自分にしてはかなり上出来。
今までゲームっぽい音楽しか作ったことがなかったので、こう言ったタイプの音楽は初めてでした。30秒くらいのピコピコ音を褒められて、「大満足」。
よし!いける!と思いました。
改めて思うのが、このようなきっかけがないと、流行りのゆったり目のビートに取り組むことは一生なかったので、DTMのためにも心からやったよかったと思っています。ローファイとトラップについて理解を深めたおかげで、曲作りのアイディアがかなり広がりました。マジで財産。
女の子とデートする喜びで筆が進みまくる
童貞が丸出しなのですが、このフェーズに入ると曲が無限に作れます。もはや無敵です。
もっといい曲聴かせたい→会う→ワクワクして曲を作る→もっといい曲聴かせたい
以下無限ループです。なんという好循環でしょう。夢と希望に溢れた童貞の特権です。童貞が優位に働く、数少ないことです。
私の中で最大に童貞の夢と希望!!夢想の希望・・・!イマジネーション!
うおおおおお
ぷーん(曲ができた音)
女性に対する夢と希望のイマジネーションでできた曲です。
よく聴いてもらえばわかるのですが、32分音符のハイハット連打のアイディアなどは、トラップからもらったアイディアです。ジャンルを習得すると、横展開ができて本当に広がる。
これぞまさに童貞ちんちんミュージックの力!!!!!!万歳!童貞ちんちんミュージック!!!!万歳〜!万歳〜!
DTMerには心動かされる何かが必要なのかもしれない
振り返ってみて思うのは、曲を作るためには原動力が必要だということです。
DTMのセカイに何かを描きたくなるのは、DTMの外のセカイで感動するから。
毎日PCの前に座っているだけの生活では、日々の感動も薄れ、曲を描きたいという原動力もなくなってしまうと思います。だから、PCから離れた世界を充実させるのは大切なことなのかもしれません。
それは、音楽ライブでもいい、旅行でもいい、アニメでもいい、そして、出会い系サイトでもいい。
何か楽しいことを一つ見つけられれば、DTMの筆も早くなり、スランプの人も、スランプから抜け出せるかもしれません。
そして、自分の音楽に新しい世界を見つけられるかもしれません。
みなさん、何か楽しいことがあったらコメントでもなんでもいいので教えてください。よかったらシェアも忘れずに!
それでは夕焼けモンスター(@yuyake_monster)でした!
みなさん良きDTMライフを! アデュー!